腸内細菌は炭水化物がお好き。
癒しの料理教室ゆるり@木更津・袖ヶ浦 家主のさそうあけみです。
マイクロバイオータ(腸内細菌たち)は炭水化物が好き。
賢いマイクロバイオータを育てるには炭水化物が必要です。
炭水化物というと悪いイメージを抱く人が多いのですが、実はたくさんの種類があります。
そこをきちんと区別し使いこなせたら、賢いマイクロバイオータが育ちます。
健康やダイエットには、マイクロバイオータの協力は欠かせないことがわかってきています。
何を摂り何を制限するのかの区別をはっきりさせるために、3つに分類してみました。
1・ヒトが消化できる
糖類(単糖、二糖類)と多糖類(でんぷん)。
血糖値を上げてインシュリンを放出させます。インシュリンは糖類を脂肪として細胞にため込みます。
だから、炭水化物=太る と思われてしまうのですよね。かわいそうに思う。。
食べ物に「良し悪し」をつけるのはそもそも違うと思っています。
要は食べる量。お菓子だって心の栄養になりますから、一概に悪いとは言いたくありません。
詳しくはこちらを → 糖質制限は空のカロリーから。
2 マイクロバイオータ(腸内細菌たち)のごはん
2番目は腸内細菌たちのごはんになる炭水化物。
ヒトは消化できないけれど、マイクロバイオータなら消化できる炭水化物です。
「腸科学」の著者で免疫学の専門家であるソネンバーグ夫妻はこをMAC、マック(マイクロバイオータが食べる炭水化物)と呼んでいます。
MACは私たちが食べるさまざまな野菜や果物、穀類、豆類に含まれています。
例えばオリゴ糖やりんごに含まれるペクチンなど、MACは数千種類もあるんです。どこにでもある、って感じでしょうか。
ただし、野菜や果物等を食べれば、の話です。
マイクロバイオータに賢く働いてもらうには、これらを与える必要があります。
ちゃんとご飯を食べて、お仕事をしてもらうためです。
この炭水化物はしっかり摂る必要があります。
3 ヒトもマイクロバイオータも食べない
ヒトもマイクロバイオータも消化できない炭水化物があります。例えばセルロースです。
これらは全く無駄かというとそうではなく、水分を吸収して便のカサをふやし環境をよくする働きがあります。
まとめ
2,3は一般的に食物繊維と呼ばれます。
上で見たように食物繊維にはマイクロバイオータのごはんになるもの、ならないものがありますが、両方とも大事に働きをするので「食物繊維を摂る」と考えてください。
炭水化物には糖質、食物繊維が含まれています。
ただ「炭水化物を制限する」とやってしまうと、マイクロバイオータが育ちません。
制限するなら「糖質しかないもの」をターゲットに。
<癒しの料理教室ゆるり@木更津 袖ヶ浦 家主 さそうあけみ 筆>