マクロビオティックとは?

マクロビオティックは3つの言葉からできています。

MACRO 大きい
 +
BIO   生命
 +
TECH  術・学

言葉からもわかるように、マクロビオティックは大きな視点に立ち、命を生かしていく方法です。
ご自分の命を最大限に活かす生き方、その中心が食事です。

マクロビオティックの食事とは
動物性食品を摂らず「玄米を中心とした季節の野菜を食べる食事法」であり、その根幹となる大きな3つの柱があります。

身土不二

身土不二とは「身体と土地(環境)はバラバラではない」という意味です。

その土地で
その季節に
収穫できるものを食べる。

そうしてこそ身体のバランスが取れる。

身土不二とは、身体と土地(環境)、季節は密接につながっているとの考え方です。

一物全体

マクロビオティックは白米ではなく、玄米を使います。理由は玄米が全体食だからです。

玄米は蒔けば芽が出ます。

しかし白米と糠を蒔いても発芽しません。

いくら部分を組み合わせても、全体にはならない。つまり生命力の強さは全体から得られると考えます。
それは玄米に限らず、どの野菜も同じで、できるだけ全体を食べるようにします。

また栄養学的にも、玄米の糠や普通は捨ててしまう野菜の皮などにもビタミンやミネラル、食物繊維も含まれいます。
英語でも、Whole Foods といい、全体を食べる、または精製度の低い食品を心がけると栄養をたくさんとることができます。

陰陽調和

マクロビオティックにおいて、陰陽は重要な考え方です。

陰陽説とは、この世の全て(森羅万象)は相反する性質を持つ二つのエネルギー(陰と陽)から成り立っているという思想です。

そして、それらがお互いに影響しながら調和し、補いあって成長、発展していきますがバランスが崩れるとさまざまな不調が現れます。

マクロビオティックは、食べ物でこのバランスを整えていきます。

陰陽の例

  • 【動き】動物性が陽性、植物性が陰性
  • 【環境】寒い地域で育つものが陽性、暑い地域で育つ者は陰性
  • 【色】 野菜はオレンジ、黄色は陽性、白や緑は陰性
  • 【大きさ】野菜は小さいほうが陽 大きいほうが陰性。

陰陽の性質は相対的なもので、お互いに補いあっています。

どちらがいい悪いではなくどちらも必要と考え、身体への影響を実感しながら補っていくようにします。

暮らしご飯工房ゆるりでは、マクロビオティックの考え方を取り入れてお料理を作ります。