あなたは大丈夫?菌達は飢餓状態かも?
癒しの料理教室ゆるり@木更津・袖ヶ浦 家主のさそうあけみです。
免疫力アップには健全なマイクロバイオータ(腸内細菌たち)が不可欠なのはご存じの通りです。
しかし、現代社会において健全なマイクロバイオータは絶滅に瀕しているかもしれません。
それはちょっと困りますよね。
カラダをしっかり護ってくれる免疫に関係してくるのですから。
今回はその原因をお話しますが、あなたは思い当たりますか?
それでは原因を知って対策し、健全なマイクロバイオータを育てて免疫力アップしましょう!
原因1 食物繊維不足
マイクロバイオータ(腸内細菌たち)は何万年もの間、主に食物繊維を食べて生きてきました。
しかし現代の「普通の食事」をしていると、どうしても食物繊維が不足します。
食物繊維は植物性食品に含まれていまので、野菜や果物、豆、穀物といったものの摂取量が少ないと減ってしまいます。
厚労省の調査によると、令和元年の摂取量(1日)は、男性288.3g 女性 273.6g。
意外ですが男性のほうが多いですね。女性のほうが野菜系を食べているイメージがありましたけどデータから見ると逆でした。男性のほうが食べる量が多いからでしょうか。
そしてマイクロバイオータ(腸内細菌たち)はおなかを空かせています。
「おなかが空いたよ。」
「ちゃんとごはん、ちょうだい~」
そんな声が聞こえてきそうです。
腸内細菌たちも食べるもの食べないと活動できないんです。私たちと一緒。
マイクロバイオータ(腸内細菌たち)は直接、文句は言わないけれど体調として訴えかけてきます。
あなたの昨日のお食事は腸内細菌たちに優しいでしょうか?
原因2 食べ物由来の菌不足
発酵食品を食べる機会が減った
外からの有用菌(プロバイオティクス)は食べ物と違った方法で、腸内環境を整えてくれます。
ですから、腸内細菌たちも有用菌に来てほしいと思っています。
外から菌を取り入れる1つめの方法は、発酵食品を食べること。
しかし残念ながら昔に比べて、発酵食品を食べることも少なくなっています。
例えば昔はどの家庭にもあったぬか床。今ではない家庭のほうが多いですね。
発酵食品を食べる手軽な方法が失われたのは大きい。
こういった家庭で作られる発酵食品は、その家や人の菌が入り込むので環境に適した菌が腸内にやってきます。
殺菌社会
次の要因は社会状況です。
殺菌された食べ物が多くなったのも要因の一つ。
コンビニ食や冷凍食品は殺菌して届けられます。
これは食中毒などを考えると当たり前ではありますが、菌を摂取するという視点からは困りものです。
すべての菌が病原菌ではなく無害な菌も多いから。
このように以前は食品由来の菌は普通に食べ物と入ってきましたが、今の社会状況では難しくなっています。
まとめ
- マイクロバイオータ(腸内細菌たち)はおなかを空かせている。
- 原因として、マイクロバイオータのごはんとなる食べ物を人が十分食べていないから。
- もう一つはプロバイオティクスを摂取する機会が減っているから。
次回は対策をお話します。
<癒しの料理教室ゆるり@木更津 袖ヶ浦 家主 さそうあけみ 筆>