お雛祭り(上巳の節句)のいわれ

癒しの料理教室ゆるり@木更津・袖ヶ浦 家主のさそうあけみです。

明日、3月3日はお雛祭り。昔は上巳(じょうみ)の節句と呼ばれていました。

上とは月の初め。
巳は巳(へび)の日。

旧暦三月の初めの巳の日に行われたお節句でした。

それが三月の三と重なる日に行われるようになったのが今の形です。

ひな祭りの始まりは穢れを祓う行事だった?

ひな祭りは女の子の健やかな成長を願って行われるお節句です。

もともとは山や野などの自然の中で遊び、冬の間にたまった穢れを祓い清めるような行事でした。

旧暦の三月なので今でいう四月です。

寒く厳しい冬が終わり生命の息吹を感じる春の野に身を置くことで、エネルギーをいただくような意味合いもあったのでしょう。

自然の中で穢れを祓う行事が、人形の紙(撫で物)に穢れを移し川や海に流すようになっていたようです。(諸説あります)

紙から美しいお人形に

カラダの穢れを移す人形が現在の美しいひな人形に変わってきます。

内裏雛の意味は、名前の通り内裏、つまり宮中の婚礼の様子を表したものです。

江戸時代の東福門院和子が子供のために作った雛がひな人形の始まりとされています。

江戸の享保雛はそれはそれは大きいお雛様。

徳川吉宗公の時代、享保は豪華な時代に今日で作られたお雛様で50~60cmもあるお雛様です。

千葉県勝浦市で行われるビック雛祭りで見たのですが、立ち姿のお雛様は1m位あった印象です。
機会があったら、ぜひご覧ください。(2022年は中止)

また並べ方が関東と関西は逆なのも面白いですね。

関西は陰陽の考え方が見られます。

おびな=男性=陽=左(向かって右)
めびな=女性=陰=右(向かって左)

関東は逆で、国際プロトコールに従った並びです。

現在の両陛下も同じように並んでいらっしゃいますね。

明日のひな祭りは、穢れを祓う気持ちで迎えたいと思います。

<癒しの料理教室ゆるり@木更津 袖ヶ浦 家主 さそうあけみ 筆>