お米は神様とつながるツール?
癒しの料理教室ゆるり@木更津・袖ヶ浦 家主のさそうあけみです。
糖質を気にしている人が多い中、ごはんを制限する人も多いですね。
昔も「ごはんは太るから、おかずを食べてごはんを残そう」なんて言われたこともありました。
ちょっと悪者扱いですね。
こはん、お米は主食であるだけでなく、私たち日本人の心とも大きくつながっている穀物。
栄養的な視点でなく、違う見方をしてみませんか?
お米は神様からの賜り物
日本書紀に書かれているのですが、お米は神様からの賜り物です。
アマテラスオオミカミはお孫様、ニニギノミコトが天(高天原)から地上に降りられるときに
「お米の実る豊かな国を作りなさい。」
と天で栽培されている稲をお渡しになりました。
この神様のお言葉を受けて、今でも11月23日に新嘗祭が行われます。
その年に収穫された新米を天皇陛下がアマテラスオオミカミにお供えし、ご自身も召し上がられます。
また言霊から見ると稲は
イ=命
ネ=根
とされ、命を生かす土台とも考えられてきたようです。
お酒は神様が作るもの
お米から作られるお酒は神事に使われます。
古事記にはヤマタノオロチを退治するために使った強いお酒(ヤシオリの酒)が登場します。
魔を祓ったり、邪気を消したり、また神様とつながるために使われます。
なぜならお酒は神様が招き寄せられて憑依してできるもの。
そのため神の依り代で神聖なものとされてきたのです。
神の力が乗り移った神聖なもの。これがお米から作られたお酒の持つ意味です。
最後に
神様から賜った稲。
それは神様と人とをつなぐお役目も古来からになってきました。
だからご飯を食べることは神様とつながり、体だけでなく心にもエネルギーを与えると思うのです。
おにぎりを食べてほっとしたら、それはエネルギーがアップした証。
また、ごはんなどの糖質で太るのは食べすぎるから。それはどんな食品も言えることで、食べすぎたら体に負担がかかります。
食べ物を悪く言うのではなく、全体的なバランスが大事だと思います。
<癒しの料理教室ゆるり@木更津 袖ヶ浦 家主 さそうあけみ 筆>